山の牧場は作り話で真相は?たすけての文字や後日談は嘘or本当?

雑学

山の牧場といえばネットで流れた怖い話を思い出す人が多いのでは ないでしょうか。
元ネタは、小説「新耳袋―現代百物語」。

 

作者である中山市朗さんと木原浩勝さんが経験した怪談を短編として書かれており、
山の牧場はその中の一つの話となっています。

 

都市伝説化されている山の牧場。
実は作り話なのでしょうか?

 

調べてみました。

 

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山の牧場のあらすじ

まずはあらすじから紹介していきます!

 

その1
当時大学生だった中山さんは大学の卒業制作で映画を撮っていた。
場所は中山さんの故郷の兵庫県。
最終日、地元の友人F君に車を出してもらい撮影に必要な高い山を探していた。
その中で、細い山道をのぼった山頂に牧場らしきものを見つける。
牧場は人の姿はなく、2棟の牛舎も空っぽ。
さらには設備は新しく、そもそも牛を飼った形跡がない。
屋根には強大な半球状の窪みがあるほか、あちこちに不審な点が多い場所だった。

 

その2
牧場には2階建ての建物があった。
1階は扉がない空間に、石灰がただ山のように積まれている。
2階は和室のようだが、建物には階段がない。
そのため裏の崖から庇に飛び移り、窓から侵入した。
L字の廊下と部屋が2室あって、床には雛人形や博多人形。壁には大量のお札。
部屋と部屋を隔てる襖には、白いペンキで「たすけて」の文字が書かれていた。

 

その3
2階建て建物の隣には木造の平屋があった。
引き戸を開けると、中には2m近い高さの巨石がそびえたっていた。
てっぺんはテーブルのように平らになっており、食器が並べられていた。
気づけば夕刻。
中山さんたちは何も言葉もなく山を下りた。

 

その4
メンバーは(おそらく中山さんの)実家に戻り、
偶然遊びに来た地元の友人と顔を付き合わせて、見たものを話し合った。
牛を飼った形跡がないのは奇妙だ。
また細い山道をどのようにして資材を運び入れたのか。
お札や人形はなんのためか。
二階建ての建物が宿舎だとして、トイレや風呂や、台所もなかった。
もしや、UFOの基地では……。

 

後日譚その1
中山らが大学へと戻った後、
高校時代の後輩Kがあの牧場に行ったと報告してきた。
(おそらく偶然遊びに来た地元の友人)
Kの友人は写真を撮ったらしい。
焼き増しして中山さんに送ると約束したが、ついに写真は送られてこなかった。
2か月後気になってKに連絡すると、
写真を撮った友人は下宿先を引き払い、実家も引っ越しして消息が不明だという。

 

後日譚その2
地元で小学校の教師をしている同級生がある日、電話をかけてきた。
真昼間小学校でUFOを見ている。
たった今、リアルタイムで、他の先生も見ているという。
UFOが向かっていった方角は北。
牧場のある方角だった。

 

後日譚その3
友人のY君の話では、その地域では初夏ごろ男性たちが山に入って
草刈りの奉仕作業をするのが恒例だという。
昼になると、男たちは毎回ある場所で弁当を食べるそうだ。
樹木のない草原の斜面で、地面から岩石がいくつも突き出している。
その場所で四股を踏んで遊ぶと、ズゥーンと山が響く。
だから、あの山は空洞なのだとY君は力説した。

 

後日譚その4
牧場の件から5年たち、あのとき運転手をしてくれたF君は小学校の教師となって、
牧場がある山の分校に赴任したという。
今は経営者が入っていて、実際に牧場として使用されているらしい。
小学校の行事で使わせてもらうよう交渉しており、
所長に会いに行くというので中山さんもついて行って話を聞いた。
所長の話では、7年前、神戸の医者が道楽でここに牧場を作った。
経営に行き詰まって、4、5年前に倒産し、
その後町役場の要請で新しい経営者に代わったという。
この時、中山さんは牧場を見てまわったが牛の姿はなかった。
牛舎の周囲は目隠しされ中が見えない。
鳴き声もしなければ、匂いもしなかった。

 

後日譚その5
友人のY君が、牧場に行って撮影したという十数枚の写真を見せてくれた。
二階建ての建物に庇はなくなっていた。
ある時、中山さんはローカルの深夜番組で
タレントのMが取材に行っているのを見た。
建物に階段がないことについて、
従業員は「隣に建物があって、そちらに階段があった。
建物を壊したら階段がなくなってしまった」と説明した。
またMさんは、牧場には大きなトイレがあって
男子用の小便器が十数個もあったことを報告していた。

 

後日譚その6
中山さんは所属しているタレント事務所の若手タレントたちに誘われて、
牧場まで道案内することになった。
真夜中に車で山道を登った。
道幅が広くなっており、地形も変わっているようだ。
三階建ての建物があり、明かりがついているのを確認して引き返した。
頂上ではUFOでもないかと期待して空を見上げると、満天の星空だった。
山を下り始めてすぐ、空を厚い雲が覆い、
雲間から満月がのぞいていることに気づいた。
ついさっきは雲ひとつない星空、月も出ていなかったのに……。

引用:奇怪文庫

 

となっています。
実際にこの場所のモデルはあると言われてます。
気になる方はこちらから。

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山の牧場は作り話?

このあらすじから、UFOが関係しているんだなと思われるオチとなっていますが
実際は正体不明でモヤモヤした感じになっていますね。

 

ネットでも流れて有名になったことから漫画にもなりました。

 

「たすけて」の文字や後日談があることから信憑性があるように
思いますが真相はどうなのでしょうか?

 

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たすけての文字

「たすけて」の文字が白いペンキで壁に書かれたいたとのことで、
怪談の定番としてはよくありますね。

 

白いペンキで書く余裕があったんだなとの思いとそんな
見えづらい場所になぜ書くとの思いが交差しますが、
人間追い詰められるとどのような行動に出るかわからないのでなんともいえません。

 

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後日談

後日談もUFOに関わったことから記憶改変されてしまったのでは?
といった内容となっています。

 

さらには、写真を撮りに行った友達が行方不明になったり、
経営者が変わり牛を飼っているはずなのに、匂いも鳴き声もしないという不気味な感じです。

 

これは怖いです。

 

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真相は?

真相は闇の中。

 

現実的にはこんな話があったら怖いので正直作り話になってほしいのが本音の部分です。

 

ちなみに作者の中山市朗さんがこの現場に再度訪れている動画があるので、
真相を考察してみるのもいいかもしれません。

 

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まとめ

山の牧場は作り話なのかは不明です。
たすけての文字や後日談は嘘なのか本当なのかもはっきりとした真相はわからずじまいです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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